若くして死んだ親友に対して、改めて言いたいこと。
どこで道を違えたのか、そこからが分からなかった。薬物中毒だったなら、たぶん俺のことも忘れていたんだろうけど。
ときおりこうして思い出している人間がいることをどうか忘れないでほしい。
もう死んでいるからたぶん、あなたが私のことを思い出すことは永遠にないけれど。
きみと私とは、同じ小学校を卒業した。
同じ幼稚園に通った。
劣悪な環境だったことは同じだった。
いつもこういっていたね。
「自分の将来はたかが知れている」と。
君の父親が何度か変わったことは聞いていたし、よく家でゲームで遊んだね。
ほとんど君が祖母に育てられたことも知っていた。
俺は悔しくてならないよ。
俺よりよほど自由に生きてきたあなたの末路が焼死体だなんて。
俺は自由に幻想を求めていたのか。
俺はサラリーマンなんてゴミみたいな人生を生きている。本当にウジ虫に劣るよ。
サラリーマンなんて。
だが最近は夢を持つことにした。
たぶん何を手に入れても満足することは無いんだろ。
俺はなりたいものになることを決めたとだけ、君に報告しておきたい。
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