パチンコを辞めることで、灰色の日常から抜け出すことができた。いまだから書ける事。
はいさい!
繁華街や主要なJRの駅前の一等地で営業を続け、そのパチンコ業界全体の利益は日本を代表する大企業で自動車メーカーのトヨタ自動車を上回る、パチンコという悪魔の業界。
ぶっちゃけ、サラリーマンになるまでは触ったことすらなかったです。
僕の中ではダサくて、糞みたいなやつがやるという最低の趣味という感覚でした。だから学生時代はタバコもパチンコも縁の遠い世界でした。
しかし、とある企業に入社したことから、この下らなくておぞましい世界への入り口を開くことになってしまいました。低俗極まりない同期と一緒に飲み会があったんですが、その帰りについやってしまったんです。パチンコを。ビギナーズラックで僕は千円が5万円になるという経験をしました。
その同期はいきなり支社に飛ばされるというくらい会社からは期待されていない人間で、悪いやつではないですが、はっきりいって人事部でも入社した瞬間から一番下という扱いの人間。僕はどうかしていました。そういう人種とは絶対に付き合わないと決めていたのに、自分の至らなさでパチンコに付き合ってしまったんです。
新卒だったし、同期とは仲良くしないといけないという謎の思い込みが当時はあったので、本当に情けない。
そいつとは連絡を取り合ってません。私は本社の一番権力のある部署に抜擢と配属をされたんで、いまは疎遠です。物理的な距離があるのもありますが。
これはパチンコを辞めて仕事を頑張って、評価されたからです。
このせいでサラリーマンになったのは失敗とまで家族に蔑まれることになりました。遠い過去のような話ですが5年前の話です。いまは辞められたんで大丈夫です。
私はいちおう高学歴に分類されるかさらないかのギリギリのライン?の大学を卒業し、学生時代の専攻分野からも法律関係を扱う部署に配属される、いちおうはエリートのラインに乗っかっていました。ところが、パチンコにのめりこんだことをきっかけに少しずつ、少しずつ、底辺へと転落していくんです。
問題がたくさん起こりました。
⓵まず、休日に勉強をしなくなった。
法律を扱う部署は勉強が基本です。いくら弁護士を毎年50人単位で輩出している大学の法学部でしっかり勉強していたとしても法律は毎年変わります。
いわゆる法改正があります。
古い知識はどんどんいらなくなっていきます。
法律の勉強は俺の仕事をしていく上での、アキレス腱です。これを自分から切ってしまったのです。
私はせっかくの休日になってもパチンコばかりいくようになり、気が付いたら給料の5割、初任給が20万5千円程度でしたから、その半分の10万円をパチンコで失っていました。勝ったり負けたりを繰り返して、気が付けば寮住まいで家賃はかからないのに、貯金はほぼ毎月ゼロ。
よく生きていたなと思います。
もしパチンコに出会わなかったら、たぶん今頃は500万くらいは貯金できています。ボーナスが結構ある会社なので、少しは貯金できていましたが、失った時間とお金は帰ってきません。次第に、仕事での信頼を失っていきます。専門職は知識がピンボケだと、タダ飯食らいの使えない奴になるんです。
②勤労意欲が薄くなる。
パチンコにはまることで次第に仕事を適当にやって帰ったり、家族や恋人との信頼も失っていきました。落ちていくんです。パチンコにハマることで、社会の底辺へと人は落ちていく。
学生時代はタバコも吸わなかったし、パチンコなんて触ったこともなかった。
読書や本を書くことやスポーツをすること、勉強が好きでした。
ところが四六時中、ギャンブルのことばかり考えるようになりました。どうすれば勝てるのかを研究して、さらに負けていく負のループ。
周りにいる人間の質も下がりました。
自業自得です。その時間を勉強や交流に使えばよかったと思います。自分で自らカモになってパチンコ屋にいって財布を開いて、金を入れて、負けていらついてるなんて。。。でも人が転落するのは一瞬です。段々人間関係も悪くなり、前向きな行動力を失っていきました。タバコもパチンコも一回目を絶対にやってはいけないと思いました。
総括すると、
パチンコをすることで仕事での信頼を失い、仕事に必要な知識も浅くなり、家族にも忌み嫌われる存在になってしまっていました。
そしてあまりにやる気なく会社でエクセルをポチポチしていると上司に「仕事があってないんかな?そのままだと他の部署に行くことになるよ」と評価面談で脅されました。
父に泣き言を俺がほざいたら、
「パチンコいってるようなやつ、そらそういわれるやろ。仕事を頑張らなあかんわ。
そうでなくてもパチンコいってるようなやつ、仕事で評価されても、課長止まりやろ。
お前、何か間違ってるわ。そんなあほなやつではなかったやろ。まだやり直せるわ。
ギャンブルやってるようなやつ、まず経営陣に入れたいと思わへん。せっかくええ仕事貰ってるのに台無しやんか。
大王製紙の事件見てみい。ギャンブルで家を売ったやつがおっても家を買うたやつなんかみたことない。
有名大学の法学部にいってたんやろ。
コンプライアンスがどれだけいま企業にとって大切か分かってるか?
仕事に腰が入ってるやつがギャンブルなんかするか!
目を覚ませ!」と言われ、目が覚めました。
そして依存症から立ち直るべく、ありとあらゆる手段を考えました。
解決策その⓵財布に金をいれない。
財布に金をいれない。できるだけイコカやパスモにお金を入れました。電子マネーでパチンコはできないので、これでまずは収支を管理しました。結果はまあまあでしたが、それでも、たまに行ってしまいました。これは対策としてはいまいちでした。
解決策②ゴルフを始めた。
趣味を持とうとゴルフを始めました。とても楽しく、パチンコよりもゴルフという風になりました。これはすごい効果があって、半年くらいはゴルフに熱中することで、パチンコの存在そのものを忘れていました。しかし、それでもたまに行ってしまいます。
解決策③子供が生まれて、家で出来る副業を始めた。
子供が生まれて、子供の学費のことを考えるようになりました。これが一番デカい。
子供を一流大学に入れてあげたい。
本人が望むような進路を全て叶えてあげたい。
そしてパチンコにいくような情けない親だと子供に思われたくない。給料を減らしている場合じゃない、増やさないといけない。
そこで、私は考えました。
文章なら書けるじゃないか。
それでパチンコより稼いでやろうと、クラウドソーシングを始めました。
最初からは稼げませんでしたが、少しづつ儲かってきました。
いまではパチンコにいくよりも文章を書くことにワクワクする休日になりました。
休みの日に一時間程度するだけなら、副業禁止規定にも抵触しません。プライベートな趣味でやっているのがたまたまお金になったんです。知識も増えるし、本業も事務職なので、本業の知識もどんどん強化されました。
もともと本を書くのが趣味だったので、これは大いにパチンコを辞めるのに有効でした。
得意な文章を週末の土日に1時間ずつくらい作業するだけで結構な金額になりました。
そして、仕事に身が入ったことで、大きな変化が起こります。
⓵お給料の査定が上がりました。会社でも評価がよくなり、その知識力で、会社内で「先生」と呼ばれるくらいになりました。年齢×1万円以上のお給料が入るようになりました。
②副業で始めたライティングでもその法律の知識を活かしたライティングの仕事が舞い込み始めました。といっても得意なジャンルのライティングなので、少しの時間しか使いません。土日だけ朝早起きしたら、2時間ほど書くだけで、1万円以上稼げるようになりました。時間給は3000円以上です。常に仕事はあるわけではないですが、昇給と副業で過去最高の年収になりそうです。
③イライラしなくなりました。
それまで些細な事ですぐにキレていたのですが、いまは全く怒りません。正常な神経に戻ったんだと思います。
ここ最近は奇跡のような出来事ばかり起きています。
みなさんが幸せに、安定した生活と精神で毎日を過ごしていけることを祈っています。
長文で失礼いたしました。
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