吾輩は、パチスロ台である。
私はとある駅前にあるパチスロ台だ。
名前はまだない。
今日の私はなんと設定6が入っている。
しかし、私のスペックでは大して期待できないだろう。新基準だからな。
極悪ボッタクリ店なのに、今日は朝から並んでいるやつがいる。
吾輩は昨日、異動命令を受けた。あ、移動命令か。
私を射止めるのは誰なのか。できればとてもきれいな女が良いのだが、そんなわけもない。
平日の朝の10時半からくるようなやつである。オッサンである。
汚い手でコインを入れるな!私の下皿をなでるな。気持ち悪い。
私にも気分がある。
まずは小汚いおっさんには朝1から300ゲームでバケの洗礼を与えた。
オッサンは舌打ちしながら、バケかよとほざいた。
貴様のような無職にはバケがお似合いである。ATにもいかせない。
吾輩にも感情がある。
というよりもいくら設定が入っていても出てもせいぜい3万円の世界である。
彼はついに5枚目の諭吉をサンドに投入した。
熱くなっているが天井付近でビッグボーナスのみで終わらせるつもりだ。
1100ゲームでビッグボーナスの刑を執行した。
そのとき、私の筐体に強い衝撃を受けた。
台パンである。いい年こいたおっさんの台パン。。。
身の危険を感じた私はアラームを鳴らした。
おっさんは黒服に事務所へ連れていかれた。
さて、こんなパチスロをいつまで続ける気かな。
吾輩もこの還元率は忍びない。
パチスロの辞め方はまた今度。
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