もうやめよう!ブラック企業の見分け方と、サヨナラする秘訣
「就活をしているけど、ブラック企業の見分け方ってどうすればいいのだろうか」
「ブラック企業は怖いけど、入社してみるまで分からないよなぁ」
転職活動をしていると、ブラック企業を見分ける方法が分からないと不安になってしまいますよね。
私はこれまで約10年間、人事として採用や労務管理を行ってきました。
筆者はいわゆるブラック企業というものに当たったことはありません。
実は、ブラック企業を見分けるコツとして、簡単なコツがいくつかあります。
それは管理部門などの間接部門が適正な人数用意されているかどうかです。
この文章を読めば、ブラック企業を見分ける方法を理解することができ、ブラック企業を回避することができます。
最後まで読まないと、ブラック企業に引っかかるかも知れないと思っているあなたは、本当にブラック企業に入って過労死する羽目になりますよ!
【超重要!】人事歴10年が教えるブラック企業見分け方3つ!
ブラック企業を見分けるにはどうしたらいいの?と悩んでいませんか。
もしもブラック企業を選んでしまうと、短期離職して職歴に傷がついてしまったり、最悪は命を落とすこともあり得ます。
脅しじゃなく、過労死もあり得ますから。
では、どうすれば見分けることができるのか。
コツは、以下の3つです。
・ブラック企業の見分け方その1:管理部門が多い会社に行く
・ブラック企業の見分け方その2:みなし残業をしていない会社に行く
・ブラック企業の見分け方その3:ネットで過去に訴えられたことがないか確認する
それぞれについて解説します。
ブラック企業の見分け方その1:管理部門が多い会社に行く
出来るだけ管理部門が多い会社を狙いましょう。
管理部門は1円のお金も生まないため、非常に企業の利益を圧迫します。
その代わり、社員を守るという役割を果たします。
具体的には500名規模の企業なのに、管理部門がたった2人や3人などの企業は注意しましょう。
面接時に「間接部門比率を教えてください」と聞けばOKです。
この質問に答えられない採用担当者は、会社の実情を把握していないのと同じです。
まともな採用担当者かどうかをチェックする意味でも、質問するようにしましょう。
ブラック企業の見分け方その2:みなし残業をしていない会社に行く
求人広告などでみなし残業を導入している会社は要注意です。
残業代込みで年収を提示している企業は特にキツイ。
残業代は1.25倍割増しの賃金になるので、それで給与が高く見えるのは当たり前です。
残業なしでいくらなのかを誠実に掲示している企業を選ぶべきです。
ブラック企業の見分け方その3:ネットで過去に訴えられたことがないか確認する
ネットで検索して、企業が過去に従業員に訴えられたことがないかを調べましょう。
ブラック企業は社員との訴訟が絶えません。
Google検索で「企業名+訴訟」など検索しましょう。
悪質な企業であれば厚生労働省では名前をさらしているため、ヒットします。
ブラック企業の見分け方、転職組は要注意!
新卒の場合は、まだ有名企業に就活をできるため、【聞いたことないよこんな会社】という会社にあたる機会は少ないです。
しかし、転職組は、給料が良いからという理由で聞いたこともない企業を受けることも多いです。
そこで、面接時の態度などで見分けることが大切です。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
・ブラック企業の見分け方その1:採用担当者の態度が横柄(雇ってやってる感満載)
・ブラック企業の見分け方その2:万年募集中
・ブラック企業の見分け方その3:具体性のない言葉のオンパレード
それぞれについて解説します。
ブラック企業の見分け方その1:採用担当者の態度が横柄(雇ってやってる感満載)
採用担当者の態度が横柄なのは一発アウト!
私も10年ほど人事をやってきましたが、ブラック企業といわれる企業はとにかく上から目線を好みます。
上から目線すぎる言動があれば、避けるようにしましょう。
但し、最終面接付近でキツイ言葉が出来るのは採用シグナルなので、そこは耐えましょう。
ブラック企業の見分け方その2:万年募集中
ずっと求人広告を出している会社、絶対に注意しましょう!
求人広告には非常にお金がかかります。
一回ネット広告を打てば50万円以上のお金がかかるのに、なぜ広告垂れ流しになるのか。
定着させるよりも求人を打ち続けたほうが安いという判断に他なりません。
ヤバいから避けましょう。
ブラック企業の見分け方その3:具体性のない言葉のオンパレード
アットホームな職場です!
先輩が優しいです!
食堂のごはんが美味しいです!
みんな優しい職場です!
こんな言葉、まともな企業なら経営者が求人広告に掲載OK出しません。
普通は、社会保険完備、基本給25万円(年一回定期昇給)、賞与6ヶ月(昨年実績6ヶ月)など、ちゃんと労働条件を高めて採用しようと考えます。
具体性のない言葉を連発する企業は、条件を用意できないと考えることが無難です。
コラム:就職四季報の離職率、ほんとにあてになる?
さて、こんな話題をすると「お前が経験した人事4社だけだろ」と突っ込まれるかも知れません。
しかし、言わずにおれません。
就職四季報に掲載されている3年以内離職率、本当に会社全体の離職率なのかということです。
就職四季報に掲載されている離職率は、本社採用の事務職(いわゆる各上場企業の基幹職のエリート幹部候補生)に限った離職率であることが多いです。
将来ほぼ役員候補になるような人材、そうそう離職するわけありません。
実際に大企業でもグループ会社の離職率はなかなか把握しきれるものではないため、【滅多に辞めるわけない層が離職した離職率】となっている可能性が高いです。
だから非常に数字上は辞めている人は少ない。でも、実際入社してみるとめっちゃ退職してる。
そんなことも十分あり得ます。
ご注意を!
ブラック企業とは、人を人とも思わない企業
ブラック企業の定義とは、筆者的には「ヒトをヒトとも思わない企業」だと思っています。
だからこそ入っては大変です。
厚生労働省はブラック企業の定義を決めている。でも、本当にそれはブラックなのか。
厚生労働省の見解は、以下のようになっています。
以下は厚生労働省からの引用です。
”① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う”
厚生労働省的には、パワハラと長時間残業、法令順守意識(コンプライアンス意識)が低い会社をブラック企業と定義しています。
ブラックには間違いないですが、生活残業などの残業代をあてにして生活をしている人もいるため、なかなか難しい問題だと思います。
引用・参考:厚生労働省 「ブラック企業」ってどんな会社なの?
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/zenpan/q4.html
ブラック企業を見極め、いい人生を送ろう
人によって企業に対して求めるものは様々です。
しかし、仕事のせいで憂鬱な気分になったり、過労死してはなんのために生きているのか分からなくなります。
入社前にヤバい会社を見抜き、避けるようにしましょう。
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