【人事歴10年が教える】第二新卒の転職成功事例7選とその後のキャリア
「第二新卒で転職したいけれど、成功例を知りたい。また、その後はみんなどのようなキャリアを歩んでいるの」
「第二新卒で転職成功したい。どうすればうまくいくの」
と気になりませんか。
第二新卒の転職成功例として、うまく企業規模を大きくできた人や転職後に定着して5年以上勤続できているケースなど、かなり成功例は多いです。
また、古い年代(現在50歳代)の第二新卒の方は副社長や常務など役員になっている方もいます。
なぜなら、第二新卒は企業規模や業種をこれまでの経験関係なく自由に選べる状態となるためです。
職歴を少し持った状態で、また新卒のように幅広い範囲で仕事先を探すことが出来るがゆえにメリットが大きいですね。
ただし、注意点として、最低限気を付けなければならないことがあり、それを無視すると失敗に転じてしまう可能性があります。
筆者はこれまで約10年間、人事を経験し、第二新卒の転職成功事例と、その後のキャリアについて観察してきました。
この記事を読めば、第二新卒の転職成功事例とその後のキャリアについて知ることができ、転職するかどうかの判断をすることができます。
第二新卒の転職成功事例について知りたい方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
【結論】第二新卒の転職が成功する人の特徴は3つ
「第二新卒の転職を成功させるにはどのようにすればいいのだろうか」と気になりませんか。
第二新卒の転職が成功する人の特徴として、以下のコツがあります。
・第二新卒の転職が成功している人の特徴1:転職後のキャリア形成を明確にイメージ出来ている
・第二新卒の転職が成功している人の特徴2:やりたい職種が明確になっている
・第二新卒の転職が成功している人の特徴3:自己分析が明確になっている
それぞれについて解説します。
第二新卒の転職が成功している人の特徴1:転職後のキャリア形成を明確にイメージ出来ている
第二新卒の転職が成功している人の特徴として、転職後のキャリア形成を明確にイメージ出来ている人です。
なぜなら、第二新卒で仮に大企業に転職できたとしても長い仕事人生は続くため、その後を描けていなければいくら能力が高くてもうまくいかないためです。
具体的には、転職してどのような不満が解消できれば良いのかをイメージできていれば良いのです。
筆者は人事を10年ほど経験してきましたが、転職後にどんな役職に何年でなりたいなど具体的に活躍できるイメージを持っている人は強いです。
第二新卒の転職が成功している人の特徴2:やりたい職種が明確になっている
第二新卒の転職が成功している人の特徴として、やりたい職種が明確になっている人は成功しています。
なぜなら、やりたい職種が明確化していると素早く求人選定が出来るためです。
第二新卒の転職においては職種を選ぶことが可能です。
そのため、どんな仕事をやりたいのか明確な人は強いです。
第二新卒の転職が成功している人の特徴3:自己分析が明確になっている
自己分析が明確になっているかどうかで成功率が大きく変動します。
なぜなら、自己分析が出来ていれば自然と自分に合った企業に出会えるためです。
具体的には、過去仕事をしていてどんな部分が苦手でどこが得意だったのか、感情コントロールが難しくなったのはどんな場面なのか、自分がイキイキと活躍できるのはどんなタイプの仕事をしているときだったのかなどです。
仕事経験をベースに自分自身を理解し、自己分析につなげれば少なくとも新卒以上の失敗をすることはないでしょう。
おのれを知ることができ、コントロールできれば、仕事選びでの失敗は勝手に減少します。
感情にまかせて嫌だから会社を辞めるのではなく、自分自身を客観的に観察して分析しましょう。
自己分析の勝者が第二新卒転職の勝者となります。
第二新卒で転職成功するには、第二新卒を欲しがる企業側の事情から需要を予測しよう
「第二新卒を欲しいと思っている企業は何を見ているの」と気になりませんか。
実は第二新卒需要は30年以上前から存在しており、いまになって突然出現したわけではありません。
厚生労働省によると、若者の3年以内離職率は30年以上前からほぼ同じ3年で3割で推移しています。
参考:厚生労働省 学歴別就職後3年以内離職率の推移
https://www.mhlw.go.jp/content/11652000/000845624.pdf
つまり、大卒の若者が3年以内で3割辞めることは普通の現象です。
よく筆者は人事部で卒業年度ごとの生き残り率を計算していましたが、ほぼバラツキがありません。
毎年一定人数が辞めていきます。
753(しちごさん)現象と言い、中卒は3年で7割、高卒は5割、大卒は3割が辞めていきます。
ですから、第二新卒自体は30年前からずっと存在していたということです。
当然、辞めていった人を補充しなくてはならないため、常に企業は戦力補充に追われていくということです。
第二新卒で転職する人たちが本当に抱えている転職理由1位は人間関係
筆者は約10年間、採用担当者を経験していますが、結論から言うと、第二新卒で転職する人たちが本当に抱えている転職理由は人間関係を理由としたものです。
ただ、面接で人間関係を理由とするとほぼ99%面接には落ちます。
なぜなら、人間関係を理由にすると「またうちでも人間関係を理由にして辞められてしまうのかな」と採用担当者が思ってしまうためです。
そのため、内定を出して入社後に初めて「実は人間関係がきつかったんですよね」などの話をしてくれます。
仮に立派な転職理由でなくとも、人間関係が嫌で辞めたいということでもOKです。
我慢してうつ病などになってしまうよりも潔いですよね。
【後ろ向き表現に注意】第二新卒で転職成功する方法は前向きに答えるだけ
第二新卒で転職成功する方法として、前向きに質問に答えるクセだけつけてください。
なぜなら、後ろ向きな答え方をすると「この人ネガティブだな。面接時点で消耗状態なのか」と落とされる確率が一気に高まるためです。
例えば残業が多すぎて辞めたい場合はこう答えてください。
「前職では残業時間が多く、仕事を覚えても深く理解していないことが多くてスキルアップしにくかったため、残業が少ない御社に入れたなら、増えたプライベート時間を駆使して読書やセミナーなどで仕事に深みを持たせたいです」
とこんな感じです。
ネガティブな表現をせず、しっかり前向きに転換して答えればOKです。
【第二新卒の転職成功事例7選】第二新卒で転職成功した人たち
「第二新卒で転職成功した人はどんな人たちなの」と気になりませんか。
成功の定義については、企業規模アップ事例や遥か昔の時代から存在する第二新卒(第二新卒は30年以上前から存在)の方たちがいます。
具体的には、以下の事例があります。
・第二新卒の成功例1:企業規模アップ
・第二新卒の成功例2:営業から人事へ
・第二新卒の成功例3:転職後20年経過後に、役員昇格
・第二新卒の成功例4:転職後無事結婚式を挙げる
・第二新卒の成功例5:5年以上勤続出来ている
・第二新卒の成功例6:転職後いきなり係長昇格
・第二新卒の成功例7:営業職から事務職へ
それぞれについて解説します。
第二新卒の成功例1:企業規模アップ
第二新卒の成功例として、企業規模アップの事例があります。
年齢は23歳の方でしたが、転職前は従業員50名前後の商社在籍でしたが、転職後は従業員数1,000名以上のメーカーに転職成功されました。
採用の決め手は前向きに多岐にわたる業務をこなされていたことでした。
第二新卒の成功例2:営業から人事へ
前職は営業職でしたが、転職後は採用担当者へのキャリアチェンジに成功した方がいました。
営業時代に培われたコミュニケーション能力が評価されたためです。
実は営業から事務へ転職する際には営業職から採用担当者ルートへはおすすめです。
第二新卒の成功例3:転職後20年経過後に、役員昇格
筆者が最初に就職した三菱グループの役員が第二新卒転職した人でした。
3年以内に新卒入社した会社を辞められて、転職された方でした。
職種は理系で生産技術をされていました。
第二新卒の成功例4:転職後無事結婚式を挙げる
転職後に安定した企業に就職したことで無事結婚された方がいました。
勤続年数も長くなり、第二新卒がすぐ辞めるというイメージを払拭されました。
末永くお幸せに!
第二新卒の成功例5:5年以上勤続出来ている
第二新卒で転職された23歳の方でしたが、無事5年以上勤続されました。
前職を1年ちょうどで辞められた方でした。
前向きに仕事をされています。
第二新卒の成功例6:転職後いきなり係長昇格
第二新卒で転職後に「若者にチャンスを与える」という方針の会社に転職したことでいきなり係長になられた方がいました。
給与などが大幅に高くなり、やりがいのあるポジションにつくことができました。
ただ、少し大変そうだったという印象がありますね。
第二新卒の成功例7:営業職から事務職へ
第二新卒で営業職から事務職へ転職成功された方がいました。
営業職のプレッシャーがしんどいということで、事務職へ来られましたが、非常に温厚な方で事務にマッチしていました。
現在でも勤続されています。
営業職から事務職へ転職するコツは以下の記事をご参照ください。
【営業を辞めたい新卒に送る】人事歴10年が配属ガチャを外したお前を敗者復活させる方法を解説!
第二新卒の転職成功率を高めるためには転職エージェント必須。80%以上にアップできる
第二新卒の転職成功率を高めるためには、転職エージェント活用が必須です。
なぜなら、転職エージェントは第二新卒特化の求人を持っており、どのような方法を取れば内定を獲得できるか体系化出来ているためです。
合格判定ラインのギリギリになっているときでも、転職エージェントのプッシュで内定が出ることも多々あります。
ぜひ転職エージェントを使ってみてください。
おすすめの転職エージェントについては以下の記事を参考にしてください。
【採用担当者歴10年が伝える】第二新卒向けのおすすめ転職エージェント
まとめ
今回は、第二新卒の転職成功例について解説しました。
大昔から第二新卒は存在しており、特別な存在ではありません。
前向きに言葉を話す癖をつけ、第二新卒での転職を成功させましょう。
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