【人事歴約10年が教える】第二新卒に研修はほぼ存在しない。入社前にやっておくことを解説。

「第二新卒で転職を考えているけれど、研修ってあるのかな」

「第二新卒で転職したらまた新卒みたいに研修してもらえるのかな」

と気になりませんか。

結論から言えば、第二新卒に研修をする企業は大企業から中小企業まで見てもほぼ存在しません。

なぜなら、第二新卒の最大のメリットは他の企業で新卒時に受けられる教育を受けていることから、教育コストをカットできるために採用するという理由があるためです。

つまり、企業側にとっては研修などのコストを大幅にカットできるからこそ第二新卒を採用しているということなのです。

筆者はこれまで約10年間、人事を経験し、第二新卒採用に携わってきました。

この記事を読めば、第二新卒に研修がない理由について理解でき、入社前対策が可能です。

第二新卒に研修があるのかな、と気になっている人はぜひ最後まで読んでいって下さい。

【結論】第二新卒に研修はない

第二新卒には研修はありません。

なぜなら、第二新卒を雇う前提条件として、他の企業で新卒者向け研修を受けており、研修費用カットが可能だからこそ内定を出している現実があるためです。

ですから、研修はないのです。

ただし、悪いことばかりではなく、それだけうまくやれるだろうと期待して企業はあなたを雇うということです。

第二新卒と新卒における研修内容の圧倒的な違い

第二新卒の研修は基本的にOJTで先輩社員などから直接教わる形式が圧倒的に増えます。

なぜなら、すでに職歴があり社会人としての基礎は身に着けているだろうと企業は内定を出した段階で判断しているためです。

上記とは逆に新卒に関してはまだ何も基礎がないため、机に座るOFFJTが充実する傾向にあります。

また、新卒は名刺交換マナーからメールの打ち方まで幅広く覚えることがあります。

第二新卒の方がより実戦的な研修になります。

企業側が第二新卒を採用するメリットとデメリットを考えてみよう

企業側が第二新卒を採用するメリットとデメリットについては、以下の記事をご参照ください。

【人事歴10年が語る】第二新卒の真のメリットとは?デメリットと共にあなたが転職すべき理由

上記を読んでくれたら、研修がない理由がすぐ分かります。

また、厚生労働省の以下の資料では第二新卒に求めるのは職歴であるとはっきり出ています。

参考:厚生労働省 若年者雇用を取り巻く現状

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000065181.pdf

企業側は第二新卒にある程度の即戦力性を求めています。

つまり、自分である程度は勉強してきてほしいと思っていますね。

研修制度が充実している企業を第二新卒が探す意味はあまりない

第二新卒が研修制度の充実した企業を探す意味は、実はありません。

なぜなら企業の採用動機そのものが、研修をしないためだからです。

研修といっても新卒のような手厚いものには間違いなくなりません。

それよりも、少しだけ転職後の職種に活きるような資格を取るなどしておきましょう。

以下に入社までに取っておくと人事が「この人は意欲あるな!」と感じる資格を記しておきます。

【第二新卒の資格でおすすめ】第二新卒がとるべき資格7選を人事歴10年が徹底解説!

まとめ

今回は、第二新卒の研修の有無について解説しました。

基本的に研修はありません。

勉強を自主的にしておきましょう。

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