【第二新卒は人生終了なのか?】人事歴10年が伝える第二新卒にはチャンスが多い理由3つ
「第二新卒で転職を考えているけれど、会社を3年以内に辞めたら人生終了なのかな」
「第二新卒は人生終了なのかな。転職できる気がしない」
と悩んでいませんか。
結論から言えば、第二新卒は人生終了ではありません。
なぜなら、第二新卒は新卒よりも実は就職しやすいためです。
第二新卒は短いながらも正社員としての職歴があり、どこかの会社に一度正社員で就職できたという実績があります。
筆者はこれまで約10年間、人事を経験し、第二新卒の採用に関して500名以上関わってきました。
この記事を読めば、第二新卒が人生終了ではない理由について理解することができます。
第二新卒は人生終了なのかと悩んでいる方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。
【結論】第二新卒は人生終了ではなく、人生のスタート
人事を約10年経験してきた筆者的には、第二新卒は人生終了ではなく明るく人生を再スタートできる非常に良いきっかけです。
なぜなら、第二新卒は新卒以上に職を得ることが容易なためです。
例えば、新卒は学歴やコミュニケーション能力など、本当の意味でポテンシャルのみで採用されます。
早稲田や慶應、悪くてもMARCHクラスまでの大学しか採用しないと決めている企業はエントリーした翌日には房用通知が送られることも頻繁にあります。
しかし、第二新卒はそこまで極端な学歴による制限もなく、職歴が加味されるため、本当に自分のやりたい仕事を選ぶことができるのです。
自由度の高さは新卒が勝りますが、採用されやすさは第二新卒が勝ちますね。
第二新卒の採用基準はたったの3つだけ
「転職しやすいのは理解したけれど、具体的にはどうすればいいの」と気になりませんか。
第二新卒で転職をしたいと考えたとき、企業側の視点を知ることで不安はなくなります。
第二新卒を企業が採用するときに見ているのは、以下のたった3つだけです。
・最低限の基礎マナーがあるかどうか
・モチベーションは高いかどうか
・また辞める可能性があるのかどうか
それぞれについて解説します。
最低限の基礎マナーがあるかどうか
企業が第二新卒に求めているのは一貫して最低限のマナーが出来ているかどうかです。
なぜなら、企業は教育研修の費用を節約したいからこそ第二新卒を採用するためです。
例えば電話応対マナーや、名刺交換の正しい方法などが出来ていれば良いのです。
モチベーションは高いかどうか
企業が第二新卒を評価するポイントとして、モチベーションが高いかどうかは大きなポイントです。
なぜなら、新卒で入社した会社を辞めてまでやりたい仕事があるということはとてもモチベーションが高いのだろうと期待されるためです。
モチベーションの高さを示す方法として自分なりにプライベート時間を潰して勉強していることなどをアピールしてください。
また辞める可能性があるのかどうか
第二新卒を採用する採用担当者が最も気にしているのは、また辞める可能性があるのかどうかです。
なぜなら、一度短期離職をしているためまた辞めるのではないかという危惧を抱かれているためです。
しかし、転職したら辞めずに仕事を続けるということをしっかりと伝えるようにして下さい。
第二新卒の転職が悪いことに感じてしまう理由3つ
「第二新卒で転職しようとしたら、周囲から非難されてしまった」と悩んでいませんか。
第二新卒の転職がまるで悪いことのように感じてしまう理由として、以下の3つの理由があります。
・石の上にも3年など正論を言われる
・親から反対にあう
・友人から批判される
それぞれについて解説します。
石の上にも3年など正論を言われる
最も多いのが石の上にも三年いれば暖まる、というわけわからん理論です。
なんとなく正しい格言に聞こえますが、無視してください。
なぜなら、もうとっくに採用の現場ではこんな言葉はなくなっているためです。
企業は若手の人材が不足しており、20代ならばだいたい好感度高めで採用します。
参考:厚生労働省 我が国の人口について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21481.html
少子高齢化が行き過ぎた結果、こんな古いことを気にしていたら企業がリアルに人材不足で潰れます。
第二新卒が我慢している理由はないです。
親から反対にあう
親から反対にあうのは第二新卒では典型的でしょう。
第二新卒の親世代は終身雇用世代のため、そもそも新卒入社した会社を辞めるという選択肢すらなかった世代です。
もう時代は変わったんだと伝えて、理解を求めるのではなく行動に移していきましょう。
説得してもあまり効果がないです。
友人から批判される
第二新卒が転職しようとしたとき、同年代の友人に批判されることがあり辛いですよね。
残念ながら、時代の常識が変わっているのに古い価値観で生きている人は多いです。
今の時代に1社で人生を終える人はほとんど存在しないでしょう。
筆者は新卒入社した大企業が吸収合併で大量に人材が退職に追い込まれた事例を知っています。
何十年勤務していたとしても、結局のところ、会社の経営状態次第で転職を余儀なくされることがあるのです。
それならば一番転職しやすいときに転職する方が賢いでしょうね。
第二新卒で人生が終了してしまう前にあなたがするべきこと
「第二新卒で人生終了にならないためには、どうすればいいのだろうか」と悩みますよね。
実は簡単な解決策があります。
それは準備して行動に移していくことです。
具体的には、以下のことをするようにしましょう。
・信頼できる友人に相談する
・親に相談する
・転職サイトに登録して情報を集めて、しかるべきタイミングで転職する
それぞれについて解説します。
信頼できる友人に相談する
信頼できる友人に転職について相談しておきましょう。
なぜなら、信頼できる友人は本当に親身になりあなたのことを考えてくれるためです。
友人なりの考え方をもって状況を分析してくれることもあるでしょう。
それが心の支えになります。
親に相談する
親に転職について相談してみましょう。
親に転職について相談することによって、あなたの転職に対する本気度が分かります。
親に反対されてもやりたいと思えば反発できますし、反対されて萎えてしまうようなら再考するのもありです。
注意点としては間違っても職場の人には相談しないこと。
古い会社では転職の相談=裏切りと考えられることもありますからね。
転職エージェントに登録して情報を集めて、しかるべきタイミングで転職する
ノーリスクかつ最も具体性が高い対策は、転職エージェントで情報収集することです。
そして時期が来たらスパッと内定を獲得して辞めます。
転職エージェントには守秘義務があるため、登録しても会社や周囲の人間にバレることもありません。
まずは情報を水面下で集めることがおすすめです。
第二新卒におすすめの転職エージェントは3つ
第二新卒におすすめの転職エージェントは実は3つあります。
・【超絶おすすめ】いい就職ドットコム
・ウズキャリ
・ハタラクティブ
それぞれについて解説します。
【超絶おすすめ】いい就職ドットコム
筆者が全力でおすすめしたい転職エージェントはいい就職ドットコムです。
いい就職ドットコムの特徴として、第二新卒の転職に特化しており、非常に求人紹介力が強いという点にあります。
筆者は採用担当者としていい就職ドットコム経由で第二新卒を採用してきましたが、推薦文の上手さや採用担当者との連携力が高く内定を出しやすいエージェントでした。
まずいい就職ドットコムに登録することをおすすめします。
ウズキャリ
ウズキャリは営業職をやりたい第二新卒におすすめです。
ウズキャリの強みは徹底したカウンセリングにあります。
営業職への求人紹介はピカイチです。
ハタラクティブ
ハタラクティブの強みは、ずばり求人が未経験者前提であり、カウンセリングが丁寧なことです。
第二新卒向けの求人としてITエンジニア職なども豊富です。
旧態依然とした企業ではなく新しい業界で活躍したい方におすすめです。
まとめ
今回は、第二新卒は人生終了ではないということについて解説させて頂きました。
特に本文でも紹介しましたが、第二新卒は非常に転職しやすいという点に着目してください。
第二新卒は基礎的なマナーがあり、教育研修費がカットできるため企業からは大人気です。
また、大企業への転職も可能です。
良かったら以下の記事を参照してください。
【第二新卒で大手入社は無理なのか?】採用担当者歴10年が伝えたい第二新卒で大手に行く方法。
第二新卒は大手企業から未経験職種まで幅広く転職できるチャンスが多々あります。
ぜひ恐れず一歩を踏み出してくださいね!
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