【採用担当者歴10年が教える】本当に使えるおすすめの転職エージェント5選
転職活動をしようと、転職エージェントを探していると、
「おすすめの転職エージェントってどこなの」
「転職エージェントによって何が違うの。そもそもなぜ転職エージェントが便利なの」
と気になりませんか。
実は、使う転職エージェントによって、転職活動の成功難易度が80%以上変わります。
採用担当者を10年歴任して分かることは、転職エージェントの決め手は、ほぼ転職エージェントの質だけということです。
仮に大手のエージェントであっても転職エージェントの質が低ければ、当然、転職成功率は下がります。
私はこれまで約10年間、採用担当者を経験し、転職エージェントに関しては国内にあるほぼ全て(小さな個人エージェントから有名大手まで80エージェントほど)を採用担当者として活用してきています。
今回は、さらにその中から、自分自身が3回の転職活動で活用した転職エージェントの中から、おすすめの転職エージェントを紹介させてもらいます。
この記事を読めば、おすすめの転職エージェントを理解し、自分にマッチした転職エージェントを選ぶことができます。
どこの転職エージェントに登録しようか迷っているあなたは、最後まで読まないと、質の悪い転職エージェントにあたって人生を狂わされますよ!
採用担当者歴10年がおすすめする転職エージェント活用の極意2つ
採用担当者歴10年の私としては、おすすめの転職方法として、以下の2つがあります。
・転職エージェント、転職サイトの2つを活用する方法(20代向け)
・転職エージェントだけに絞る方法(30代以降向け)
理由として、採用担当者は求人を提出する際、両方に依頼するためです。
採用する対象者の年齢にもよりますが、20代であれば一番安い就職経路である転職サイトから来た人を採用します。
理由として、20代の方は職歴が浅いため、戦力として期待するよりも育てるということに採用担当者は主眼を置くためです。
20代の転職希望者の育成にはお金がかかるため、出来るだけコストを抑えようとします。
逆に30代後半などの、ハイスペック層はエージェントを経由した方が内定率は高くなります。
30代後半の方の場合、エージェントの最後のプッシュが決め手になることがあるためです。
30代後半ともなると書面だけでは分からない特殊なスペックを持っている方が混在するため、書類で落ちそうになってもエージェントが「この人はじつはこんな経歴があるから、面接だけはしてよ!」とプッシュしてくれるためです。
年齢によって就活戦術を変えましょう!
転職エージェントおすすめは、3社
採用担当者を10年経験してきて、大小合わせて50社どころではない転職エージェントに接してきて、転職エージェントの質が高いと感じたおすすめの転職エージェントを紹介します。
以下の転職エージェントがおすすめです。
・doda
・ワークポート
・JACリクルートメント
それぞれについて解説します。
doda
dodaは国内でリクルートエージェントに次ぐ2番手の転職エージェントです。
エージェントの質に関しては、実はガッツのあるエージェントが多いという特徴を持っています。
安易に選考で落としてしまうと「なんで落とすんですか」と食いついてきたり、内定を出すか迷っていると「他に行ってしまうかもしれませんよ、早く決めてね」と人事にプレッシャーをかけるタイプのエージェントです。
プッシュ力が強力なので、採用担当者としては非常におすすめできます。
転職エージェントの中でも、非常におすすめ 。itに強いハタラクティブ
転職エージェントの中でも非常に珍しいIT転職に強い転職エージェントが、ハタラクティブです。
筆者は社内SEの採用の際には、必ずここに依頼していました。
また、気の迷いで一時的にIT業界を志望した際、30代で未経験からでもIT業界の求人を30件ほど紹介してもらえました。
実はハイキャリアだけじゃなくて全年齢層におすすめのJACリクルートメント
JACリクルートメントは、実はいわゆる年収800万円以上の人や、外資系を狙っている人だけをターゲットにしたところではありません。
筆者が重機メーカー勤務時代によく活用していましたが、上場企業の中でも大手日系企業等の大企業求人も扱っています。
エージェントの方が非常に紳士的なため、はじめての転職でもあまり怖がらずに活用できますよ。
転職エージェントおすすめ第二新卒&20代は3つ
20代におすすめの転職エージェントは以下の3つです。
・いい就職ドットコム
・ウズキャリ
・DYM就職
それぞれについて解説します。
いい就職ドットコム
いい就職ドットコムは、あまり世間的には知られていない転職エージェントです。
しかし、採用担当者的には20代に非常に強い転職エージェントという認識を持っています。
第二新卒を含めて若手採用が活発化したときから活動を開始している老舗の転職エージェントであり、若手の悩みに親身になって相談に乗ってもらえます。
ウズキャリ
ウズキャリは営業職の採用に非常に貢献してくれる転職エージェントです。
若手の営業職採用に関しては非常に強く、20代の営業職転職には非常に強いです。
一方で、あまりIT系の職種などは用意されていない傾向にあるため、営業職志望者以外は避けた方が良いといえますね。
DYM就職
DYM就職は内定率がダントツで高く、なんとイベント来場者の内定率は96%を誇っています。
20代の就職に、非常に強い転職エージェントなので、ぜひ、活用してみて下さいね。
転職エージェント おすすめ 30代はdoda
30代におすすめの転職エージェントは、dodaです。
dodaはプッシュ力が非常に強い転職エージェントのため、どの転職エージェントに登録しようか迷ったらとりあえず登録しておけば間違いありません。
また、老舗の堅い優良メーカーの人事からもdodaは信頼が厚いため、出来るだけ定年まで勤務できる会社を探したい、最後の転職にしたいと考えている30代の方におすすめです。
歴史のある優良企業に入って、定年まで勤務したいと考えている30代の方は、dodaに登録しましょう。
転職エージェント おすすめ 40代
40代の方におすすめしたい転職エージェントは、JACリクルートメントです。
JACリクルートメントは、ハイクラス向けの求人紹介を主に行っています。
職歴をしっかりと積んできて、高い待遇で転職したいと考えている方や、外資系に行きたい方にもおススメです。
JACリクルートメントは、転職エージェントの方が非常に紳士的なので、安心してキャリアの相談もできます。
外国語が使える人材が欲しいとき、まっさきにお願いするのはJACリクルートメントですね。
転職エージェントでおすすめ女性編
女性におすすめなのはパソナキャリアです。
パソナキャリアはもともと、女性の転職に強いエージェントです。
女性なら迷わずパソナキャリアを活用しましょう。
転職エージェントをおすすめしない人
転職エージェントをおすすめしない人は、自分の意思をしっかりと伝えられない人です。
転職エージェントにはノルマがあるため、紹介に躍起になるエージェントも存在します。
うっかり口車に載せられると、望まない転職をすることもあり得ます。
出来る限り、自分の意思をしっかりと伝えて、希望条件をかなえられるような求人を紹介してもらいましょう。
あまり交渉に自信がない場合、転職サイトを活用すると良いですね。
マイナビ系は大手企業求人も多くておすすめです。
転職エージェントおすすめ女性30代
転職エージェントで30代の女性におすすめなのは、パソナキャリアです。
人事関係者の間でも、女性採用に関してはパソナキャリアをとりあえず選ぶ傾向にあります。
また、相談員も女性の方がいるため、非常に相談しやすいイメージがありますね。
転職エージェント選びで重要な3つのポイント!ここだけ押さえればOK!
「いろいろ情報があるけれど、結局、どれを選べばいいのか分からない」と悩みませんか。
実は転職エージェントには得意・不得意が存在しています。
具体的には、以下の3つのタイプの別れます。
・総合大手転職エージェントの選び方とその特徴
・職種特化型転職エージェントの選び方とその特徴
・年代特化型転職エージェントの選び方とその特徴
それぞれについて解説します。
総合大手転職エージェントの選び方とその特徴(doda、JAC)
総合大手転職エージェントの選び方とその特徴として、以下のエージェントが挙げられます。
・dodaは求人数が多い、その分、コンサルタントの質が低い可能性がある
・JACは求人数そのものは少ないが、高収入の案件が多い
dodaはそもそも論として全国展開かつ、紹介職種が広いため、コンサルタントも求人を把握していない可能性があります。
筆者もそうでしたが、京都・大阪での転職活動なのに担当者は東京の人であるなど。
ただし、プッシュ力は非常に強力です。
JACに関しては、求人数そのものが少ない傾向にあります。
ただし、総務人事経理などに関しては上場企業の求人がたくさん集まっており、非常に魅力的です。
職種特化型転職エージェントの選び方とその特徴
職種特化型エージェントと呼ばれるエージェントとして、MS-japanなどが存在します。
基本的に総務人事経理などの事務系に特化した転職エージェントで、管理部門専門の求人紹介所です。
筆者も採用担当者を10年ほど経験していますが、管理部門は経験者しか採用しない傾向にあり、最初から管理部門転職で年収アップを狙っている場合、活用すると良いですね。
【人事歴10年が徹底解説!】おすすめ転職エージェントを1000%活用する極意
「で、結局、どうすれば良い会社に行けるの」と気になりませんか。
人事歴10年の筆者的には、転職エージェントをうまく操る必要性があると断言しておきます。
転職エージェントはノルマを持っており、できるだけ早く転職希望者を内定させることで利益を確定させたいと考えています。
転職後の年収の35%が、転職エージェントの懐に入るためです。
具体的には、以下の5つの伝え方に注意するようにしましょう。
・エージェント活用術その1:いい会社があったら、すぐにでも入社したいと伝えて、エージェントに気を持たせる
・エージェント活用術その2:職歴・スキルはありのままで、誠実に伝える
・エージェント活用術その3:登録時に必ず自分の希望条件を伝える
・エージェント活用術その4:「このコンサルタント、合わないな」など、不誠実さを感じたら速攻で担当変更する
・エージェント活用術その5:【超重要】違うエージェントから同じ求人にうっかり申し込むことは避けよう!採用担当者が混乱する!
それぞれについて解説します。
エージェント活用術その1:いい会社があったら、すぐにでも入社したいと伝えて、エージェントに気を持たせる
転職エージェントが嫌がるのは、転職意欲の低い人です。
ノルマがあるので出来るだけ早く内定をさせたいと考えているためです。
そのため、いい会社があれば転職したいと伝えることが重要です。
エージェント活用術その2:職歴・スキルはありのままで、誠実に伝える
職歴・スキルはありのままで、誠実にエージェントに伝えるようにしましょう。
嘘をついてもオーバースペック求人を紹介されたり、あるいは実力以下の求人を紹介されるためです。
良い求人を見つけるためにも、信頼を大切にしましょう。
エージェント活用術その3:登録時に必ず自分の希望条件を伝える
エージェント登録時に自分の希望は必ず伝えるようにしましょう。
自分の望まない求人を妥協して受けたところで、早期離職が待っているだけのためです。
必ず妥協できない条件を伝えるようにしましょう。
エージェント活用術その4:「このコンサルタント、合わないな」など、不誠実さを感じたら速攻で担当変更する
担当エージェントにわずかでも不誠実さを感じたら、担当者変更を行いましょう。
一生を左右する転職を気乗りしないエージェントに任せるのはダメです。
ただし、しっかりと現状把握を伝えてくれるエージェントは大切にしましょう。
エージェント活用術その5:【超重要】違うエージェントから同じ求人にうっかり申し込むことは避けよう!採用担当者が混乱する!
違うエージェントから同じ求人にうっかり申し込むのは辞めて下さい!
筆者は採用担当者サイドで求人重複応募を受けた経験がありますが、混乱するためです。
ぶっちゃけ話をすると、第二新卒系を除くと、リクルートエージェント・DODA・マイナビなどは同じ求人を同時に依頼していることもあります。
独自性のある求人であれば秘密裏に小規模の付き合いの濃い小規模エージェントに依頼することも多々あります。
大手3つはほぼ変わりないということをお伝えしてきます。
【知って得する転職エージェントの仕組み】なんで無料?なんで親切?
「なんで転職エージェントは無料で使えるの?」と不思議に思いませんか。
日本では労働基準法6条の規定により、転職希望者からお金を取ることはできないためです。
参考:電子政府の総合窓口 労働基準法6条
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000049#19
転職希望者からお金を貰う代わりに、転職エージェントは内定が決定したら、内定先の企業から人材紹介料金を受け取ります。
年収400万円の人材だとしたら、3割程度の120万円を企業がエージェントに支払います。
第二新卒系統のエージェントはおおむね50万円固定の報酬ですが、doda等の大手エージェントになると、おおむね年収の30%から35%といったところですね。
エージェントの報酬発生タイミング、実は、遅い
エージェントの報酬発生タイミングは、実は入社1か月から3か月経過後です。
なので、転職をして早く辞められるとエージェントは困ります。
出来るだけ離職率の低い、優良企業の紹介をしたいと本心では思っているはずです。
ただ、次のようなデメリットが発生することもあります。
【人事・採用担当者だけが知っている】転職エージェントのデメリット
「無料で優良企業紹介してくれるんだ」と安易に飛びつくと火傷します。
具体的には、以下のような事情があるためです。
・デメリット1:ノルマが厳しく、わけのわからない企業に入社させようとする
・デメリット2:エージェント自身は業界に詳しくない
・デメリット3:採用担当者から『この人いまいちだなぁ』と思っているエージェントから紹介があると内定率が下がる
それぞれについて解説します。
デメリット1:ノルマが厳しく、わけのわからない企業に入社させようとする
転職エージェントは営業職なので、ノルマがあります。
採用を決めた数だけ報酬が出るためですね。
そのため、本人の意にそぐわない企業に入社させようとする方もいます。
デメリット2:エージェント自身は業界に詳しくない
エージェント自身が業界に詳しくないケースも多々あります。
人事に例えると、何百社の人事を兼任したら過労で倒れるのと一緒です。
エージェント自身は転職自体には詳しくても、紹介先の内情には詳しくないことに気をつけましょう。
デメリット3:採用担当者から『この人いまいちだなぁ』と思っているエージェントから紹介があると内定率が下がる
エージェント自身の問題ですが、評価の悪いエージェントからの紹介は内定率が下がる傾向にあります。
もちろん転職希望者とエージェントは別問題なのは分かりますが、期待値が下がっている状態ではぶっちゃけ内定しにくいですね。
本当に。
採用担当者しか知らない、転職エージェントの本当のメリット3つ
「じゃあ、転職エージェントにはなんのメリットもないの」と気になりませんか。
実は、エージェントでないと得られないメリットがあります。
以下の通りです。
・メリット1:エージェントに高いお金を支払える企業が多く、ブラックな求人は少ない(いい人材には金がかかると知っている)
・メリット2:非公開求人がある
・メリット3:転職サイトよりもじっくりと求人探しができる
それぞれについて解説します。
メリット1:エージェントに高いお金を支払える企業が多く、ブラックな求人は少ない(いい人材には金がかかると知っている)
転職エージェントを活用できる会社は採用資金が豊富です。
高いお金を払っても採用できることに価値を見出しているためです。
転職サイトや求人チラシであれば20万円以下の採用経費で済むところを、50万円以上払う覚悟があります。
メリット2:非公開求人がある
転職エージェントには非公開求人があります。
非公開求人がある理由として、あまり募集していることを知られたくないという理由が。
現在、会社には様々な雇用形態の方がおり、社内の非正規の方に知られたくないような求人を紹介しています。
メリット3:転職サイトよりもじっくりと求人探しができる
転職サイトよりも転職エージェントの方が、じっくりと求人探しができます。
転職サイトは掲載期限が決まってしまっているため、あせって採用をしている企業が多いためです。
エージェントは採用したときのみお金を払えば良いので、採用側も焦っておらず、自分に合った企業を探しやすくなります。
まとめ
自分に合った転職エージェントを活用しましょう。
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