【人事歴10年が教える】第二新卒の魅力が100倍になる転職理由の伝え方
「第二新卒で転職したいのだけれど、退職理由に困った」
「第二新卒の退職理由ってどう伝えればいいの。他の人はどんな退職理由で辞めているの」
と気になりませんか。
結論から言えば、第二新卒は転職理由を伝える際、すべて前向きに伝えることを忘れないでください。
なぜなら、面接の場で例え事実であったとしても前職や関係者の悪口を言えば選考に落とされるためです。
また、ネガティブな退職理由は「この人は他責な人だなぁ。重要な仕事は任せられない」と判断されてしまいます。
せっかくのあなたの魅力が落ちます。
筆者はこれまで約10年間、人事を経験し、500名以上の第二新卒の転職理由を聞いてきました。
この記事を読めば、第二新卒で伝えるべき退職理由の伝え方が理解できます。
第二新卒で転職理由について悩んでいる方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
【結論】ネガティブな退職理由は全てポジティブに昇華させよう!
人事を10年ほど経験した筆者の結論は、第二新卒は短期離職を跳ね返すためにポジティブに退職理由を伝える必要性があるということです。
なぜなら、ただでさえ短期離職ということに負い目を感じている人がネガティブなことを話せば自分自身も落ち込むためです。
自分自身に勢いをつけて面接官を圧倒するためにネガティブな退職理由は全てポジティブに変換してください。
第二新卒採用で面接官が知りたいこと4つ
第二新卒採用で面接官が知りたいことは以下の4つです。
・素直さはあるのか
・誠実か
・前向きな性格かどうか
・退職理由と転職理由は一致しているか
それぞれについて解説します。
素直さはあるのか
第二新卒を面接するとき、採用担当者は素直さのある人材かどうかを見ています。
なぜなら、素直な性格の人はすぐに会社組織に馴染んで成果を挙げられるためです。
素直さをアピールし、はい!と大きな声で質問に答えるようにしましょう。
誠実か
業種にもよりますが、採用担当者は第二新卒の誠実さを見ています。
なぜなら、仕事を誠実にしてくれる人材でなければ企業が成長しないためです。
面接では誠実さを強調するため、仕事を一生懸命にやる人間だとアピールしてください。
前向きな性格かどうか
第二新卒が前向きな人材かどうかは実は超重要な採用ポイントです。
なぜなら、第二新卒は転職後積極的に仕事をする必要性があるためです。
転職したては実績がないため実績を作る必要性があります。
前向きに仕事を自ら率先してこなせる人材だとアピールしてください。
退職理由と転職理由は一致しているか
退職理由と転職理由が一致しているかどうかはとても重要です。
なぜなら、これが一致してなければ志望動機が曖昧ということになるためです。
退職理由と転職理由が合致し、次の会社では前職の不満が解消できるという保証を面接官に与えることで内定は出ます。
以下に志望動機の書き方について解説した記事があります。
【採用担当者歴10年が教える】第二新卒で最重要の志望動機答え方と事例厳選3選
ぜひ参考にしてください。
次は、退職理由の例文について解説します。
退職理由の例文:ネガティブな退職理由と改善法
例文として、以下のネガティブをポジティブに変換する例文を解説します。
・前職では残業が多くて辛くて退職しました→残業がなくなったら勉強時間が増えるため会社に貢献できる
・パワハラが多くて退職しました→明るい職場で働きたい
・前職で希望していた仕事ができなかった→自分なりに希望外の仕事だったが取組み成果は出せた
・研修制度が充実していなかった→研修制度があればもっと能力向上ができる
それぞれについて解説します。
前職では残業が多くて辛くて退職しました→残業がなくなったら勉強時間が増えるため会社に貢献できる
前職で残業が多くて転職したいと思ってしまったという場合には以下のような例文を考えましょう。
例文:前職では残業時間が長く勉強する時間が取れませんでした。残業時間が短くなれば自発的に資格の勉強をするなどして、より会社に貢献できるようになりたいと思っています。
これならOKです。
前の会社で出来なかったことを転職先で行い解決する姿勢が良いですね。
パワハラが多くて退職しました→明るい職場で働きたい
前職でパワハラが横行していたようば場合は以下のように明るく前向きに伝えましょう。
例文:前職では仕事中に大声をだして威嚇するような先輩が多かったのですが、私はそのようにならず転職先を明るくできるような存在となっていきたいです。
前職で希望していた仕事ができなかった→自分なりに希望外の仕事だったが取組み成果は出せた
前職で希望していた仕事が出来なかったという方は納得できない状態でも頑張って仕事を推進することができたと答えましょう。
例文:前職では希望の職種には付けませんでしたが、自分なりに仕事上の楽しみを見つけて努力することができました。もし、希望の職種でなくともこれだけ努力できるのであれば、希望の職種であれば、もっと活躍できると感じ、転職を決意しました。
研修制度が充実していなかった→研修制度があればもっと能力向上ができる
研修制度が充実していなかったという場合、以下のように前向きにチェンジしましょう。
例文:研修制度が充実しておらず、研修制度がもっとしっかりとしていれば自分でプライベートな時間にeラーニングなどの制度を活用して自発的に勉強できると思い、人材育成に積極的な企業を選びました。
まとめ
今回は、第二新卒の転職理由について解説しました。
第二新卒が退職理由を伝えるときはネガティブに伝えるのではなく、ポジティブに伝えるようにしましょう。
前向きにやりましょう!
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