【採用担当者歴10年が教える】年収アップを転職で実現する最もシンプルで簡単な方法
「年収アップをしたいけれど、転職したら年収はアップするのだろうか」
「年収アップを転職で実現したいし、これまでの職歴に自信もあるけれど、どうやれば年収アップできるのだろうか」
と気になっていませんか。
結論から言えば、転職で年収アップをすることは可能です。
業界と職種選び、そして交渉窓口となる転職エージェントだけ間違えなければまず確実に年収アップできます。
筆者はこれまで約10年間、採用担当者として年収アップを実現した方を採用してきました。
この記事を読めば年収アップを転職で実現する方法について知ることができ、実践して年収アップを図ることができます。
年収アップを転職で実現したいけれどどうすればわからないと悩んでいる方ほど読んでいってくださいね。
転職で年収アップは収入を増やすための王道の方法となった
2020年以前までは転職で年収アップを実現することは実は非常に難しい状況でした。
日本企業はまだまだ年功序列の色が強く、仮に転職したとしても年齢給などで処遇されるため希望の仕事には付けたけれど年収が上がらないというようなことが多々あったためです。
ただし、日経新聞によると新型感染症の影響で年功序列型賃金からジョブ型雇用へ確実に日本では改革が起こっています。
参考:日経新聞 ジョブ型雇用、人事担当者の認知率5割 民間調査
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ074II0X01C20A2000000/
民間企業ではこれまでの年功序列的な賃金体系を見直し、仕事の成果に応じて給与を出すということを意識しています。
つまり、これまで年収アップしなかった方たちも採用される職種での活躍が見込まれると判断されれば高い給与を得ることが可能となります。
転職で年収アップを実現した人は40%以上存在する
厚生労働省によると、転職で年収アップを実現した人は40%以上も存在しています。
参考:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-h27-2-01.pdf
年収アップした年齢を資料から読むと44歳以下の方は年収アップしているとのことです。
45歳以上では年収がダウンしている傾向にあるため、44歳以下であれば転職すれば年収がアップする可能性があるということですね。
年収アップ率は?年収アップしている平均値は10%強
リクナビネクストの調べによると、エンジニアに限定してみると転職で年収アップしている人は平均で10%強程度年収アップしているとのことです。
参考:リクナビネクスト
https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000758
年収が500万円だった人は50万円程度は年収がアップする計算ですね。
かなり生活が楽になるのではないでしょうか。
転職で年収アップをするための前提条件
転職で年収アップをするための前提条件として、以下の条件があります。
・仕事への意欲が高いこと
・スキルが高いこと
・転職先が大企業や外資系など給与ベースなどが高いこと
出来るだけ仕事への意欲を全面的に押すようにしましょう。
【超重要】転職で年収アップするには業界選びと職種が最重要
転職で年収アップするには業界選びと職種選びが最重要となります。
具体的には、以下のような事情があります。
・業界自体が衰退していると年収は上がらない
・職種自体が稼げる職種でないと給与は横ばい
それぞれについて解説します。
●業界自体が衰退していると年収は上がらない
業界自体が衰退していると年収は上がりません。
企業の市場価値が下がっているためです。
例えば印刷業界や出版業界、航空機産業などです。
新型感染症の影響をモロに受けている飲食店なども悲惨ですね。
少しでも業界に伸びしろのあるところを選びましょう。
職種自体が稼げる職種でないと給与は横ばい
職種自体が稼げる職種でないと給与は横ばいになります。できれば事務職以外を選ぶことをおすすめします。
特に事務職で年収アップを狙うことは非常に難しいためです。
経営者は成果が見えない仕事に多く給料を払おうとしないためです。
出来るだけ成果が評価されやすい仕事を選ぶようにしましょう。
【悩みどころ】同業界・同職種転職か、異業界・同職種への転職か
出来るだけ成長産業や成果の見えやすい職種を選んだ方が年収アップする可能性は高いですが、これまでの経験を捨てることもリスキーです。
その場合には筆者としては20代の若者であれば成長産業に思い切って飛び込むことがおすすめだと考えています。
筆者もそうでしたが、若ければ周囲に順応する力があるため年収アップしつつ新しい会社で頑張れるためです。
一方で30歳を超えている場合は年収アップ率が極端に高くなくとも経験職種・経験業界を選ぶことをおすすめします。
これまでの経験があれば転職後に高い給与を得られる可能性もあるためです。
一見矛盾しているようですがやり直しの効く20代は思い切って高いリスクをとって勝負して年収を上げる戦略は理にかなっています。
反対に失敗すると家庭にも影響する30代以降は慎重に転職先は選ぶべきであると考えています。
年収アップをしたい人が選ぶべき業界
「年収アップをしたい場合にはどの業界を選べばいいのかな」と気になりませんか。
年収アップをするためには従業員の賃金が高い業界や伸びしろのある業界を選ぶ必要性があります。
具体的には、以下の業界がおすすめです。
・金融業界
・不動産業界
・IT業界
それぞれについて解説します。
●金融業界
金融業界の中でも外資系金融機関は非常に高い年収を誇っています。
国内の金融機関も給与は高いですが、外資系ほどではありません。
平均年収が1000万円を優に超える外資系金融機関はねらい目です。
●不動産業界
不動産業界は非常に年収の高い業界です。
不動産は価格が非常に高い商品なので、売れた場合のインセンティブはとてつもなく高くなります。
また、不動産業界のメリットとしては給与の高い外資系企業でも英語が使える必要性はあまりないことです。
売る相手は日本人のお客さんなので日本語ができれば採用される可能性があります。
●IT業界
IT業界は日本で稼げる仕事と言われている中でも最後のフロンティアと言われています。
ITは実体のないものを販売してお金を儲けることができるため、発想とアイデアがあれば稼ぐことができるからですね。
専門的な技術が身につくまで養成しようという企業もあるので非常におすすめです。
年収アップしたい人が選ぶべき職種
「年収アップしたいけれどどんな職種を選べば良いのだろうか」と気になりませんか。
出来れば年収アップを実現したいのであれば成果が見えやすい以下の職種を選びましょう。
・営業職
・ITエンジニア
・研究開発職
それぞれについて解説します。
営業職
営業職は商品を販売する仕事であり、成果が見えやすいです。
成果が見えやすいため、販売実績が良ければ歩合給などで年収アップする可能性があります。
出来る限り付加価値の高い製品を販売している企業に転職して売れやすく単価の高いものを販売している企業に就職するようにしましょう。
ITエンジニア
ITエンジニアは超人手不足であり、高給を狙える職種です。
ITエンジニアは成果が見えやすい上に評価されやすいためです。
まだ年齢が若い方はITエンジニアを狙ってみましょう。
研究開発職
研究開発職は非常に好待遇で迎えられる職種です。
特に機械系の経験者は引く手あまたです。
メーカー系の中でもかなり年収の高いところへ就職できます。
年収アップのために資格を取るな!
年収アップのために資格を取ろうとする人がいますが、採用担当者を約10年間経験した筆者はおすすめしません。
資格を取ったところで採用担当者は評価しないためです。
資格よりも実績・職歴の方が重要なので注意するようにしましょう。
仕事に直結しない資格をとっても年収アップは難しいですし、転職そのものが難しくなります。
年収アップを転職理由にしてもいいのか?実力があるならしてもOKです!
年収アップを転職理由にしても問題ありません。
採用担当者からすれば、面接は商取引であり、実力があれば自信満々に見えて頼もしいと感じることさえあります。
ただし、年収に関してはあまり年収のことばかりを伝えると「もっと給料がいい会社が見つかったらすぐに辞めちゃうのかな」と気になります。
そこにだけは注意するようにしましょう。
年収アップのためには交渉必須だが転職エージェントなら代行してくれる
年収アップのためには内定を獲得した後に交渉をすることが必須ですが、転職エージェントなら交渉を代行してくれます。
転職エージェントは内定者の年収が高ければ高いほど会社から報酬が増えますので、非常に熱心に交渉してくれます。
具体的には、以下の転職エージェント3つがおすすめです。
・doda
・JACリクルートメント
・マイナビエージェント
それぞれについて解説します。
doda
dodaは交渉力が非常に強いおすすめの転職エージェントです。
筆者が転職活動をしている際にも、内定が出そうな企業に対して「〇〇さん、あと50万円上がったら来てくれるって言ってますよ。明日にも違うところに面接行くので早くしないと内定出されちゃいますよ」などかなり強いプッシュをしてくれます。
年収アップ交渉をお願いしたいのであればdodaはぜひ活用してみてくださいね。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは年収アップを実現したい方に一押しの転職エージェントです。
筆者がJACを活用した際には国内の大手企業と外資系企業の紹介が中心であり、最低でも年収500万円以上の求人が紹介されました。
管理職経験のある方であればもっと高い年収を狙うことも可能ですし、外資系企業は年収ベースが高いのでおすすめできます。
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは20代に特化した転職エージェントです。
大手企業の求人を保有しており、若手で年収アップを実現したい方におすすめです。
特にIT系企業に強いという特徴を持っているのでおすすめできますね。
■まとめ
今回は、年収アップの方法について解説しました。
特に注目して欲しいのは業種と職種が重要という点です。
斜陽産業では年収が上がりませんし、職種が成果の見えにくいものであればなかなか待遇が良くなりません。
業種と職種に注目してみてください。
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