【採用担当者歴10年が伝えたい】20代後半の転職は厳しい?実は一番転職しやすく年収アップしやすいです。
転職活動を考えると気になるのが年齢ですよね。
「20代後半で転職なんて厳しいなのかな。もう30歳に近いしね」
「20代後半で転職するとどうなっちゃうのかな。やっぱり転職なんてこの年齢じゃ厳しいよね」
と、気になっていませんか。
結論から言えば、20代後半の転職は一番人生で楽に優良企業に転職できるラストチャンスとなります。
20代後半は転職先で将来にわたって長く活躍できるという期待が持てる年齢な上に、これまでの経験を活かして転職ができるためです。
筆者はこれまで約10年間、採用担当者を経験し、20代後半の方たちの面接・採用を行ってきました。
この記事を読めば、20代後半の転職が厳しくない理由について理解することができ、積極的に転職活動をすることができます。
20代後半で転職するのは厳しいのかなと気になっているあなたはぜひ、最後まで読んでいってくださいね。
【超注目】20代後半の転職は厳しいどころか一番楽な3つの理由
「20代後半で転職なんて厳しいでしょ?」と思いこんでいませんか。
採用担当者を10年ほど経験した筆者的には20代後半の転職希望者を採用するのは非常に気楽で、前向きな気持ちで採用できました。
なぜなら20代後半は採用に経営者が積極的なためです。
20代後半の転職が厳しいどころから楽な理由として、以下の理由があります。
・20代後半の転職が厳しいわけない理由1:社会人経験がすでに3年以上ある
・若くて伸びしろがある
・30歳に近いので入社したら定年まで頑張ってくれると期待してもらえる
それぞれについて解説します。
20代後半の転職が厳しいわけない理由1:社会人経験がすでに3年以上ある
20代後半の転職が厳しいわけがない理由として、社会人経験がすでに3年以上あるという点です。
20代後半の方は、新卒入社の年齢が22歳であれば25歳の段階で社会人経験が3年を超えており、戦力として期待することができるため採用されやすいのです。
若くて実務の経験があるので採用しやすいということですね。
20代後半の転職が厳しいわけない理由2:若くて伸びしろがある
20代はまだまだこれから能力が伸びていく可能性があります。
20代は体力がありますし、気力も充実しているためです。
また、頭が柔軟なので自由な発想があります。
20代後半の転職が厳しいわけない理由3:30歳に近いので入社したら定年まで頑張ってくれると期待してもらえる
20代後半の転職は経営者側からすると「もう30歳も近いし、転職はしないだろう」という安心感をもって採用できます。
なぜなら20代前半の若者はあまりにも若すぎるため早期に離職していく可能性があるためです。
上記のような理由のために20代後半は非常に内定が出やすくなっています。
【あまり辞めないだろう】という期待感プラス【経験がある】ということで採用内定を出しやすいということですね。
「転職しやすいのは理解したけど、実際、転職を考えている人は多いのかな」と気になったあなたに次は20代後半の転職事情を紹介します。
【採用担当者は見た】20代後半で転職を考える人は多い。その理由は3つ
「20代後半で転職する人ってそんなにいないでしょ」と気になっていませんか。
20代後半で転職する人は実はとても多いです。
30代を目前にして「現状を変えたい」という人から「そろそろ経験が3年を超えてくるから新卒時に入れなかった企業にリベンジしたい」など理由は様々です。
具体的には、以下のような人が20代後半で転職を考えています。
・30歳を目前にして焦りを覚えている人がいる
・新しい仕事をしてみたいという人が増える
・いまの会社の将来性に不安がある
それぞれについて解説します。
30歳を目前にして焦りを覚えている人がいる
30歳を目前にして「このままでいいのかな」という漠然とした不安を抱えて転職活動をしている方がいます。
30代になると結婚して家庭を持ったり、挑戦したくても出来なくなる事情が出てくることもあるためこれがラストチャンスという人も多いですね。
このままではいけないという焦りで転職する人が多いです。
新しい仕事を未経験でしてみたいという人が増える
20代後半になると新しい仕事を未経験でしてみたいという人が増えます。
キャリアのマンネリ化を防ぐためです。
これまで経験してきた仕事よりも、やってみたい仕事があるということですね。
いまの会社の将来性に不安がある
いまの会社の将来性に不安があるから転職したいという方もいます。
いまの会社の将来性を疑うのであれば、転職するしか解決方法がないためです。
20代のうちであれば異業種にも転職できるので飛び移れるうちに飛び移るのが良いですね。
「20代後半の転職って楽勝じゃんいますぐ転職しよう」と思われた方に少しだけ覚えておいて欲しい失敗パターンについて解説します。
20代後半で転職が厳しいのは5パターンの人
「20代後半の転職でどんな人が厳しいの」と気になりませんか。
20代後半の転職は経験を活かさないと少しだけ厳しくなります。
20代後半の転職が厳しいのは以下の5パターンの人です。
・20代後半の転職で女性はキャリアビジョンを明確にしないと厳しい
・20代後半の転職で未経験の仕事に意地でもこだわる人は厳しい
・20代後半の転職で絶対に大手企業にこだわる人は厳しい
・20代後半の転職で転職回数が3回以上ある人はかなり厳しい
・20代後半の転職は資格よりも実務経験重視となる
それぞれについて解説します。
20代後半の転職で女性はキャリアビジョンを明確にしないと厳しい
20代後半の転職において女性はキャリアビジョンを明確化しないと厳しい傾向にあります。
そろそろ結婚や出産などのライフイベントが発生する年齢となってくるためです。
育休や産休などはもちろん権利として取得することができますが、日本企業はあまり権利意識を持った人材を好みませんのでどこまで通用するのかも疑問です。
面接官が納得いくまでこれからのキャリアについて語れるようにしておきましょう。
20代後半の転職で未経験の仕事に意地でもこだわる人は厳しい
20代後半の転職で未経験の仕事に意地でもこだわる人は転職が厳しくなります。
理由として、20代後半で特に28歳以降は経験を活かした仕事をして欲しいと採用担当者は思っているからです。
30歳に近くなればなるほどポテンシャルよりも実務経験重視になることを覚えておきましょう。
20代後半の転職で絶対に大手企業にこだわる人は厳しい
20代後半の転職で絶対に大企業以外にはいかない、とこだわる人は転職が難しいです。
理由として、大企業の採用は前職が大企業だった人でないと難しい傾向にあるためです。
唯一企業規模大逆転サヨナラ満塁ホームランの可能性があるのは実は第二新卒だけです。
【第二新卒で大手入社は無理なのか?】採用担当者歴10年が伝えたい第二新卒で大手に行く方法。
筆者も含めて大企業の採用担当者は大企業出身者の方が大企業特有の理不尽さに慣れているだろうということで優先して採用します。
20代後半の転職で転職回数が3回以上ある人はかなり厳しい
20代後半の転職で転職回数が3回以上ある人はかなり厳しいと考えるようにしましょう。
理由として、何度も転職している人を採用してまた辞められると採用担当者は「お前は見る目がない」などと経営者から徹底して糾弾されるためです。
短期離職を繰り返している人ほど、注意するようにしましょう。
出来れば次の転職が最後になるように自己分析を徹底するようにしましょう。
20代後半の転職は資格よりも実務経験重視となる
20代後半の転職は資格よりも実務経験重視となります。
理由として、資格を取っても仕事ができるとは限らないからです。
ただし、例外として以下の記事で書いてある資格は取る価値あるのでご一読くださいね。
【転職で本当に有利な資格って何?】採用担当者歴10年が教える本当に使える資格
上記に使える資格については解説しています。
「じゃあどうすれば転職を成功させられるの」と気になりませんか。
次は、転職を成功させるための秘訣について解説します。
20代後半の転職を成功させるために必要なたった3つのこと
「20代後半の転職成功には何が必要なのかな」と気になりませんか。
実は意外と簡単な方法があります。
具体的には、以下の3つの方法です。
・経験職種を活かす。経験職種であれば異業種転職をしてもOK
・25歳までと28歳以上の転職に対する温度差を知っておく
・【おすすめ】転職エージェントを活用する。転職サイトは出来るだけ避けよう
それぞれについて解説します。
経験職種を活かす。経験職種であれば異業種転職をしてもOK
20代後半で転職するにあたっては、経験職種を活かすようにしましょう。
理由として、経験職種を活かすことができれば2か月以内での早期内定を得られる可能性が高くなるためです。
経験職種であればこれまでの実績があるため採用担当者も「なんとかなるだろう」と考えて採用しやすくなります。
反対に全く経験のない職種であれば一から査定する必要性があるので内定決済までのスピードが鈍り結果的には内定が出にくくなります。
26歳までと28歳以上の転職に対する温度差を知っておく
同じ20代後半であったとしても、26歳までと28歳までの採用に関する温度感は全く異なります。
まだ26歳であれば「これから頑張れば未経験でも伸びるだろう」と思われて採用される可能性がありますが28歳以上で30歳が近くなればなるほど「いや、もう30歳も近いしできればすぐに活躍できる人がいいなぁ」と採用担当者の温度感が変わるためです。
出来れば年齢に合わせて経験職種を選ぶか未経験職種に挑戦するかは考えておくようにしましょう。
【おすすめ】転職エージェントを活用する。転職サイトは出来るだけ避けよう
一番おすすめなのは転職エージェントを活用してしまうことです。
転職エージェントはどうすれば転職希望者がうまく希望の条件で転職できるかを具体化して提案してくれるためです。
また、転職サイトは出来るだけ避けましょう。
20代後半は一番転職しやすいため転職エージェントは「すぐに内定がでやすい」ということでサポートに一番力が入る年代なので転職サイトを使うと損するためです。
転職エージェントを使って効率的に転職活動をしましょう。
「転職エージェントがおすすめなのは分かったけど、どこを使えばいいの」と気になりませんか。
次は、20代後半におすすめの転職エージェント3つを紹介します。
20代後半の転職におすすめの転職エージェント3選
「20代後半の転職におすすめの転職エージェントってどこなのだろうか」と気になりませんか。
20代後半には20代後半の転職支援に強い転職エージェントを活用する必要性があります。
筆者はこれまで約10年間採用担当者をしてきましたが、本当におすすめできるのは以下の転職エージェントです。
・マイナビエージェント
・doda
・【おすすめ】いい就職ドットコム
それぞれについて解説します。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは大手就職サイトマイナビのグループ企業です。
特にメーカーとITの求人に非常に強く、20代後半でメーカーまたはITに転職したい方にはおすすめできます。
大手企業にどうしても行きたいという方にもおすすめです。
doda
dodaはこれまでの経験を活かして転職したい方から未経験で挑戦したい方まで広くおすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェントに次いで第二位の求人数を持っており、様々な求人に挑戦できるためです。
特に20代後半でどんな仕事をしたいか迷っている方におすすめです。
【おすすめ】いい就職ドットコム
筆者が20代後半の方におすすめしたいのがいい就職ドットコムです。
非常に面倒見が良い転職エージェントであり、入社後も会社に顔を出して新入社員に声をかけるなどしていたためです。
紹介してそれで終わり、というスタンスではなく在籍者も若手のため転職活動もスムーズにできますね。
29歳まで活用可能となっております。
まとめ
今回は、20代後半の転職について厳しくないというお話をしました。
20代後半は本文中でも解説しましたが一番転職しやすい時期です。
ぜひ、意中の企業を狙うようにしてみてくださいね。
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