【人事歴10年が解説】第二新卒の転職はやめとけと言われる真相について徹底解説!

「第二新卒で転職するのはやめとけって聞くけどなぜ」

「第二新卒での転職はうまくいかないからやめとけって言われるけど本当なの」

結論から言えば、第二新卒の転職はやめとけというのはかなり強引な結論です。

理由として、第二新卒での転職は業種や職種・企業規模を完全に変えることができるレベルの転職が実現できるからです。

反対に言えば第二新卒を逃して職歴が3年以上になると職歴を活かした転職か、それとも業界歴を活かした転職になってきます。

つまり、第二新卒で転職できないとこれまでの経験に縛られた転職活動をすることになるということですね。

筆者はこれまで約10年間、採用担当者として第二新卒の採用を100名以上経験してきました。

この記事を読めば第二新卒の転職がなぜやめとけと言われてしまうのかとどのようにすれば第二新卒で転職成功できるのかについて理解することができます。

第二新卒で転職しようとしてやめとけ!と言われてしまった方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。

目次

第二新卒で転職はやめとけと言われる理由7つ

「第二新卒で転職はやめとけと言われてしまう理由は何なのだろうか」と気になりませんか。

実は第二新卒での転職は比較的容易なだけではなく企業規模もいまより大きい企業に行けてしまえる可能性があるんです。

つまり、中業企業で「第二新卒なんてやめとけ」という人たちは自分たちが大手企業に行けなかったひがみから発言している節もあるんですよね。

また、大企業にいる人は「第二新卒で転職しても今以上の規模にいるのは難しい」という現状を察しているともいえます。

若者の自由さに対するひがみもあるでしょう。

第二新卒はやめとけと言われる理由として、以下の理由があります。

・第二新卒はやめとけと言われる理由1:短期離職のイメージ

・第二新卒はやめとけと言われる理由2:嫌ならすぐ辞める人材だと思われてしまうから

・第二新卒はやめとけと言われる理由3:第二新卒で転職する人に対する高齢者の嫉妬

・第二新卒はやめとけと言われる理由4:スキルが転職するには足りないと思われている

・第二新卒はやめとけと言われる理由5:第二新卒はマイノリティだから

・第二新卒はやめとけと言われる理由6:新卒とは異なり自分に合った企業に入りにくいと思われているから

・第二新卒はやめとけと言われる理由7:単純に心配されている

それぞれについて解説します。

第二新卒はやめとけと言われる理由1:短期離職のイメージ。石の上にも3年を引きずっている

第二新卒はやめとけと言われる理由として短期離職のイメージがあります。

日本はまだまだ3年を経過するまで会社を辞めてはいけないという考え方を持っている年配者が多いためです。

ちなみこの考え方はだいぶ風化してきています。

筆者は10年ほど人事を経験していますが、「こだわるよりもチャンスがあったらそりゃいい会社あれば行くよね」と思っていたからです。

若手の採用担当者は石の上にも3年なんて思っていません。

これだけ若者の離職率が上がると企業側も態度をかえないといけませんよね。

第二新卒はやめとけと言われる理由2:嫌ならすぐ辞める人材だと思われてしまうから

第二新卒はやめとけと言われる理由として、嫌ならすぐ辞める人材だと思われてしまうという理由があります。

嫌ならすぐ辞める=根性なしで次も続かないと思われるからという非常に企業側に都合の良い考え方ですね。

こんなもんいまの採用現場だと通用しない考え方です。

バタバタ若者は辞めていきますし、そんなことを考えていると採用できません。

若者の良い面を見てなんとか定着させるのは企業の責任ですよ。

第二新卒はやめとけと言われる理由3:第二新卒で転職する人に対する高齢者の嫉妬

転職できなかった高齢者の嫉妬を浴びせられるのは実は第二新卒にはよくあることなんですよね。

自分たちは転職できずに嫌なこの会社にずっといるのに1人だけいい企業にいくなんて許せないという感情を持っている高齢者の数は相当数に上りますからね。

年寄りの冷や水は華麗にスルーしていい企業にいきましょう。

第二新卒くらい転職しやすい環境ってないですからね。

第二新卒はやめとけと言われる理由4:スキルが転職するには足りないと思われている

「いま転職して何ができるの」と言われてしまうのも第二新卒のつらさですね。

第二新卒はやめとけと言われる理由として、スキルが転職するには足りないと思われいるからというものがあります。

人事歴10年の筆者的には「ん?第二新卒に求めてるのはマナーくらいであとは会社で教えるからいいよ」という感じです。

若ければスキルが年配者よりも足りていないのは当たり前で、スキルを求めて採用するなら経験3年以上を採用します。

この理由はちょっと採用ニーズから外れてますね。

第二新卒はやめとけと言われる理由5:第二新卒はマイノリティだから

第二新卒はやめとけと言われる理由として、第二新卒はマイノリティで数が少ないからという理由があります。

実はこれって厚生労働省のデータで論破できます。

参考:厚生労働省 3年以内離職率

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html

若者って昔から3年以内に3割以上企業を辞めてます。

つまり、ずっと昔から第二新卒的な人は存在していました。

あまり気にすることないですね。

第二新卒はやめとけと言われる理由6:新卒とは異なり自分に合った企業に入りにくいと思われているから

第二新卒はやめとけって言われる理由として、新卒とは異なり自分に合った企業に入社しにくいと思われているということがありますね。

新卒の段階ではたくさんの企業から1社を選べるのに対して第二新卒は選択肢が少ないということです。

ただ、新卒の段階では企業のことなんてほぼイメージでしか見られておらず、入社したけど合わないから辞めたいと思ったんですよね。

つまり、企業を見る目は新卒時より養われているのであまり気にせず転職すればいいですよ。

第二新卒者の方が企業とのマッチング度合いは上がります。

第二新卒はやめとけと言われる理由7:単純に心配されている

単純にあなたのキャリアを心配してくれている方もいます。

確かに年配者でずっと同じ会社に新卒から勤務している人からすれば不安になるかも知れません。

ただ、ずっと同じ会社にいてもいまはリストラが流行しています。

参考:日経新聞 黒字リストラ拡大

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54332430S0A110C2MM8000/

同じ会社でずっと勤務できるとは限らない時代なので正直、他人の心配をするよりも自分の心配をした方がいいですね。

「第二新卒で転職成功するにはどうすればいいの」と気になりませんか。

次は、第二新卒の転職で成功する方法について解説します。

第二新卒の転職で成功する人の特徴と成功方法

「第二新卒で転職に成功するにはどうすればいいの。どんな人が成功してるの」と気になりませんか。

ずばり第二新卒で転職成功する人は市場価値を把握しつつ、しっかりプロの力を借りています。

具体的には、以下の人が転職に成功しています。

・転職エージェント等のプロの力を借りている

・第二新卒に求められている3要件を理解している

・行動力があり求人を多く受ける

それぞれについて解説します。

転職エージェント等のプロの力を借りている

「なんで転職エージェントを使うといいの」と気になりませんか。

転職エージェントはすでに就職していて忙しい人でも以下のことができます。

・情報提供を受ける

・求人紹介を受ける

・履歴書の提出代行

・内定後の年収交渉

上記のようなことを在職中に自分の力だけでやろうとすれば相当大変です。

まず仕事で疲れている中で求人を探して履歴書を書いて求人を受けてを繰り返すのはハードすぎてそのうちに「やっぱもう転職やめとこう。しんどいわ」となる人が大半です。

また、転職に成功するにはフィードバックを徹底していく必要があるのですが1人ではフィードバックも難しいです。

採用している人事サイドでも「転職エージェントに依頼する方が早く応募者が来るからいいな」と思っているのが現実で双方疲れてしまう悪循環を打ち破るのが転職エージェントなんですよね。

優良企業ほどエージェントにお願いしている現実を知りましょう。手間を省きたいのは求職者も採用担当者も同じなんです。

第二新卒に求められている3要件を理解している

第二新卒に対して企業が求めているのは最低限のマナー・素直さ・ポテンシャルなんです。

第二新卒はポテンシャルを求めて企業は採用しているということですね。

また、少なくとも新卒の段階で正社員で内定を獲得しているので他の企業からお墨付きもある状態です。

これってすごく有利なんですよね。

行動力があり求人を多く受ける

第二新卒で転職成功する人は行動力があり求人を多く受けるようにしています。

なぜなら行動していかないと内定は出ないからですね。

落とされても「次はこうカイゼンしよう」と思って転職活動を続けるうちにいまより遥かにいい会社に転職することもよくあります。

「第二新卒の転職で失敗する人ってどんな人なの」と気になりませんか。

次は、第二新卒の転職で失敗する人について解説します。

第二新卒の転職で失敗する人の特徴

「第二新卒で転職に失敗してしまう人ってどんな特徴があるの」と気になりませんか。

実は、会社情報をしっかりとらずに転職してしまう人が本当に多いんです。

いまの会社が嫌だという感情が強すぎて見間違えることが多いですね。

具体的には、以下の特徴があります。

・会社を良く調べないで転職する

・次を決める前に辞めてしまう

・独力でやり切ろうとする

それぞれについて解説します。

会社を良く調べないで転職する

会社をよく調べない&会社の情報不足で転職すると転職後に早期離職を招きます。

会社の良いところばかり見ないように情報を徹底的に集めましょう。

転職エージェントを活用すれば事前情報がたくさんもらえます。

事前情報は抜け目なく得るようにしましょう。

第二新卒は需要が高いので転職できてしまうところがミソですね。

次を決める前に辞めてしまう

次を決める前に会社を辞めるのは絶対NGです。

辞めた後は国保や国民年金、住民税の支払いが自腹になってかなり経済的に苦しくなってしまうからです。

出来るだけ在職しながら転職活動しましょう。

独力でやり切ろうとする

第二新卒の転職で大敗を喫するのは、ずばり自分の力だけで外部の力を借りずに転職しようとするからです。

自分の力だけで第二新卒の転職をするのは本当に難しいです。

理由として、在職しながらの転職活動では本当の意味で情報収集が徹底できません。

・情報が足りない→いまいちな企業を受ける→精神的にも肉体的にもしんどい→妥協or諦める

というパターンにもなりがちなんですよ。

転職エージェントの中でもいい転職エージェントもあるので使ってくださいね。

「第二新卒に特化した転職エージェントなんてあるの」と気になりませんか。

次は、第二新卒特化型の転職エージェントについて解説します。

第二新卒特化型の転職エージェントがとてもおすすめ

「転職エージェントがおすすめなのは分かったけどどこの転職エージェントがいいの」と気になりませんか。

転職エージェントでおすすめなのは筆者的にはいい就職ドットコム。採用していてめちゃくちゃ内定率高かったのですよ。

ちゃんと企業側のニーズ読んでいてびっくりしましたね。

具体的には、以下の転職エージェントがおすすめです。

・【超おすすめ】いい就職ドットコム

・ウズキャリ

・マイナビエージェント

それぞれについて解説します。

【超おすすめ】いい就職ドットコム

超絶おすすめしたいのはいい就職ドットコムです。

筆者が大企業ー中堅企業で人事をしていて第二新卒に関しては鉄板といえる転職エージェントだったらです。

職務経歴書などがしっかりと書かれていて採用担当者が「この感じならうちでもやっていけそうだ」と感じるレベルに磨き上げてくれます。

また、内定が出るかギリギリのラインの第二新卒が来た時に10枚以上にわたる長文でアピールしてくるなど熱意を感じます。

意地でも優良企業行ったる、残業少ない企業行ったるという方におすすめです。



ウズキャリ

ウズキャリは営業職の転職に鉄板で強い転職エージェントです。

確かに紹介料が安いということもありますが、それだけではなく紹介される方たちの明るさが凄い。

営業職で第二新卒転職したい方はウズキャリですね。



マイナビエージェント

マイナビエージェントは実は第二新卒めっちゃ強いです。

登録者の6割くらいが若者ですしね。

また、メーカーとITに強いんですよね。

ぜひ登録してみてくださいね。



「エージェントとかいろいろめんどくさいしもういいや」って思っちゃいましたか。

次は、第二新卒で転職しないことにデメリットがあるということを伝えます。

第二新卒で転職で転職しないことによって起こるデメリット

第二新卒を逃すと一気に経験者採用になり、なかなか職種や業種を変えることが難しくなります。

また、それだけではなく以下のデメリットがあります。

・未経験転職ができなくなる

・大企業転職が遠ざかる

・ポテンシャル採用をされなくなる

それぞれについて解説します。

未経験転職ができなくなる

第二新卒を逃すと基本的に未経験転職は難しくなります。

理由として、中途採用で未経験は基本的に人事的に難しいからです。

企業は中途採用者に対しては経験を買って採用する傾向にあるので、経験者枠でしか転職できず未経験転職は第二新卒を逃すともうほとんどできなくなります。

大企業転職が遠ざかる

第二新卒を逃すと大企業転職が遠ざかります。

企業の採用担当者は第二新卒以外を採用するときに「新卒で入社できた企業規模=その人の能力の最大値だ」とかんがえるようになるからです。

第二新卒はポテンシャルを見て採用するので大企業経験がなくても馴染めるだろうと考えますし能力の伸長にも期待します。

中小企業でダラダラ3年も仕事をしてきたいまさら大企業、なんて難しいと言わざるを得ないでしょう。

ポテンシャル採用をされなくなる

基本的に中途採用者は応募者の現在の能力だけを評価して採用することになります。

中途採用者だから経験に対してお金を出して買うということが一般的だからです。

第二新卒であればポテンシャル込みなので採用されやすいのです。

「第二新卒がよく苦労するポイントってなに」と気になりませんか。

次は、第二新卒採用でよくある苦労について解説します。

第二新卒採用でよくある苦労

第二新卒採用でよくある苦労として思ったよりも労力がかかるということです。

例えば思ったよりも時間がかかる例として、以下のような例があります。

・思ったよりも時間がかかる

・いい企業が見つからない

・転職エージェントは複数掛け持ちしよう

それぞれについて解説します。

思ったよりも時間がかかる

第二新卒の転職は思ったよりも時間がかかります。

だいたい3か月くらいはかかりますね。

若いのですぐに決まる傾向にはあるのですが正社員の転職なので時間がかかります。

いい企業が見つからない

いい企業が見つからないという大問題があります。

第二新卒を募集している企業はハッキリ言って超大企業or中小企業になりがちだからです。

超大手か中小企業しかないということは大手を狙わないと苦しいということもありますね。

詳しい大手への転職方法は下記記事で読んでくださいね。

【第二新卒で大手入社は無理なのか?】採用担当者歴10年が伝えたい第二新卒で大手に行く方法。

転職エージェントは複数掛け持ちしよう

第二新卒で転職活動が苦しいのは情報源が少ないからです。

出来るだけ3社以上の転職エージェントを活用するようにしましょう。

どこに求人を出すかなんて人事は決めていないからですね。

いい求人を取り逃さないためにも転職エージェントは3社使いましょう。

まとめ

今回は、第二新卒で転職はやめとけと言われる理由について解説しました。

第二新卒やめとけと言われてもいま転職しなきゃいつ行くんだい?

いまでしょ!

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