【人事歴10年が解説】第二新卒はいつまで?第二新卒で転職するコツを解説
「第二新卒っていつまでなのだろうか」
「第二新卒は何歳まで第二新卒扱いなのだろうか」
と気になりませんか。
結論から言えば、第二新卒扱いされるのは大卒は25歳まで、大学院卒は27歳までが一般的です。
なぜなら、新卒入社してから3年未満の職歴で退職をした人が第二新卒扱いされるためです。
ただし、本記事でも徹底解説しますが、職歴3年未満でさえあれば第二新卒扱いをするという企業も少なくありません。
筆者はこれまで約10年間、人事を経験し、500名を超える第二新卒を採用してきました。
この記事を読めば、第二新卒がいつまでなのかについて理解でき、第二新卒で転職することができるのかの判断をすることができます。
第二新卒がいつまでなのかについて気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
目次
【結論】第二新卒はいつまでの答えは大卒も院卒も新卒入社から3年未満かどうか
第二新卒がいつまでなのかについての答えとして、第二新卒は新卒入社から3年未満かどうかが重要となります。
なぜなら、職歴3年以上になると職種の経験者となるため、第二新卒枠で転職するよりも職歴を活かした方が有利となるためです。
職歴3年未満を採用する企業の本音は若くて柔軟性のある人材が欲しいというところのため、職歴3年以上の人はすでに一定の型が出来てしまっていると採用担当者は思います。
つまり、職歴3年を超えると第二新卒使いしないという企業が多いということですね。
【例外】20代なら第二新卒扱いの企業も増えた
実は例外として20代なら第二新卒扱いする企業が増えています。
なぜなら、日本は少子高齢化で若者不足のためです。
企業によって異なりますが、20代応募歓迎とざっくり募集しているところは第二新卒が実はターゲットということも多々あります。
特に大企業ほど実は第二新卒不足のため、ぜひ狙ってみてください。以下で詳細解説しています。
【第二新卒で大手入社は無理なのか?】採用担当者歴10年が伝えたい第二新卒で大手に行く方法。
【第二新卒の需要の高さ】第二新卒は30年以上昔から企業に人気のターゲット
「第二新卒って本当に転職できるの」と気になりませんか。
筆者は人事を10年ほどやっていますが、結論から言えば余裕です。
なぜなら、第二新卒は30年以上前から存在しているんですよ。
厚生労働省の大卒3年以内離職率のデータでは、新卒入社した人のうち、中卒は3年で7割、高卒は5割、大卒は3年で3割、辞めるということをずっと30年近く毎年のように伝えています。
参考:厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況を公表します
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html
第二新卒が「いまの会社で我慢しなきゃ」と思っていても実際は30%以上の新卒が会社を辞めて転職しているということです。
また、人事部にいるとよくわかりますがオールド第二新卒ともいうべき、50代の方で新卒入社して会社を辞めて転職した人が転職先で役員になっているのは履歴書を見るとよくわかります。
つまり、別に第二新卒で辞めるのはいたって普通ということです。3分の1が辞めているため、別に第二新卒で辞める人が変わっているわけではないんですよ。
第二新卒のメリット【会社側と応募者双方メリット大】
「会社を私たちはすぐ辞めてしまうわけだけれど、それってマイナスにならないの?会社側はどんなメリットを感じているの」と気になりませんか。
実は第二新卒って、会社側も応募者側もメリットがあるんです。
以下のようなメリットです。
・【会社側メリット】研修費用を安くできて、しかも戦力化が早い
・【応募者側メリット】新卒と同じように様々な業界業種、職種を狙える
それぞれについて解説します。
【会社側メリット】研修費用を安くできて、しかも戦力化が早い
実は会社側に第二新卒はメリットが大きいんです。
なぜなら、すでに他の会社で研修やマナーなどを一定程度、教え込まれているためです。
もしも若者で全く就業経験のない人材を雇用したら、実に1000万円近い経費がかかります。
第二新卒には1000万円以上の値打ちがあると感じて企業は第二新卒を雇っています。
【応募者側メリット】新卒と同じように様々な業界業種、職種を狙える
第二新卒の応募者側のメリットとして、新卒と同じように様々な業界業種、職種を狙えます。
中途採用者を雇用する場合、一般的には職歴3年以上を雇用したいと考えているため、大きなメリットがあります。
通常は中途採用を迎えるにあたって厳しく求められる経験年数などがないということは第二新卒はいまいる会社の嫌な点を解消しやすいということです。
もしも経験3年を超えてしまうと経験職種ばかりを受けることになりますし、業界も簡単には変えられません。
それだけ第二新卒は雇われやすいということです。
第二新卒で転職するデメリット
第二新卒で転職するデメリットとして、企業側と応募者側双方にデメリットがあります。
具体的には、以下のデメリットです。
・【企業側のデメリット】またすぐに辞められてしまうかも知れない
・【応募者側のデメリット】もう1回転職するのは厳しい
それぞれについて解説します。
【企業側のデメリット】またすぐに辞められてしまうかも知れない
第二新卒を採用する企業側のデメリットとして、またすぐ辞められてしまうかも知れないというデメリットがあります。
第二新卒を採用することで様々な教育費用を抑えたいと考えているため、辞めてしまうと全て無駄になります。
ただ、人事歴10年の筆者的には人材が辞めていくのはその会社の人事の実力が弱く無能のためとも思います。
【応募者側のデメリット】もう1回転職するのは厳しい
応募者側のデメリットはさすがにもう1回転職するのは厳しくなるということです。
第二新卒は思っている以上にすんなり転職できるためです。
簡単に転職できてしまうがゆえに、また転職を考えてしまうかも知れません。
第二新卒の転職の成功事例7選
第二新卒の転職の成功事例を知りたいと思われませんか。
下記の記事に詳細が書かれているため、ぜひ、参考にしてください。
【人事歴10年が教える】第二新卒の転職成功事例7選とその後のキャリア
第二新卒の転職失敗事例5選
第二新卒の転職失敗事例を知りたいという方はいませんか?
第二新卒の転職失敗事例については、下記の記事に詳細を書いているため、ぜひ、参考にしてください。
【人事歴10年が伝えたい】第二新卒の転職失敗の原因5つと失敗例5例
第二新卒が採用されるコツ3選
「第二新卒が採用されるコツについて知りたい」と悩んでいませんか。
第二新卒が採用されるコツとして、以下の3つがあります。
・【自己分析】何をしたいのか明確にする
・明確なキャリアビジョンを伝える
・転職後にやりたいことは妥協しない
それぞれについて解説します。
【自己分析】何をしたいのか明確にする
第二新卒は自己分析を徹底し、何をしたいのか明確にしてください。
短期離職したいということは自己分析が甘かったためです。
また同じことを繰り返さないように何がしたいのかは明確化してください。
明確なキャリアビジョンを伝える
大きすぎることでなくてもよいですから、明確なキャリアビジョンを伝えてください。
なぜなら、どんな風に入社後になっているかを伝えられると担当者は安心するためです。
入社後3年で係長になりたいといったことでも良いため、面接官を安心させられるようなビジョンを持ってくださいね。
転職後にやりたいことは妥協しない
第二新卒のあなたはまだ若いですから、転職後にやりたいことには妥協しないでください。
なぜなら、第二新卒はあなたに与えられたやりたい仕事をできるラストチャンスのためです。
職歴が長くなるとそうそう企業は未経験職種や未経験業界に採用してくれません。
本当に最後のチャンスですから、やりたい仕事を明確化し、転職後やりたいことへの妥協はナシにしてください。
本ブログのコメント欄にて説明等いたしますので、ぜひコメントくださいね。
まとめ
今回は、第二新卒がいつまでかについて解説しました。
第二新卒は職歴3年未満の人材のことを指しています。
もしも第二新卒に興味のある方はぜひ、転職を検討してみてくださいね。
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